有効成分をお肌の奥まで確実に浸透
イオン導入とは
有効成分を肌へ塗布し、その上から微弱な電流を流す事で、お肌に塗るだけの場合よりも、皮膚の真皮層まで成分を浸透させることができます。特に余分な角質が除去されているピーリング後に行なうと、有効成分が浸透しやすくなります。
施術時間は10分程度で、1週間に1回の間隔で行うのが最も効果的です。
導入有効成分
ビタミンC
ビタミンCは美肌効果抜群のビタミンです。しかし熱や酸化にとても弱く皮膚に吸収されにくいという性質を持っているため、塗るだけでは効果を十分に発揮する事はできませんでした。この問題を解決し、ビタミンCを確実にお肌に浸透させる方法が、ビタミンCイオン導入法です。
効果- メラニンの再生をおさえるので、しみが徐々にうすくなり、くすみが改善される
- 老化の原因でもある活性酸素を除去するので、たるみの改善効果がある
- コラーゲンの合成を促進するので、肌の内側からハリが生まれしわを改善
- 皮脂分泌をおさえて、炎症を起こしているニキビに効果
トラネキサム酸
最近トラネキサム酸が肝斑の治療薬として、またシミ・そばかす治療、美白を目的に使用されています。
トラネキサム酸は、シミの周囲の皮膚には影響を与えないので、しみが自然に皮膚の色になじみます。
肝斑とは?
30代から40代の主に女性に見られる茶褐色のシミです。頬や額、口の周りなどに左右対称に地図状に現れます。
肝斑の原因ははっきりと特定されていません。妊娠やピルを服用することによって出現することが多いことから、女性ホルモンのバランスが影響していると言われています。
シミ治療のひとつとしてレーザー治療がありますが、肝斑の場合はレーザー治療によって色が濃くなるなど、かえって悪化してしまいます。
両頬に地図状のしみが現れた場合は、自己診断せずお肌の専門医の診察を受けることで、悩みを改善することができます。
- レーザー治療に不適応な肝斑(しみの一種)や老人性色素斑の改善効果
- 美白成分によって、しみによる炎症を防いでしみ・そばかす改善効果、美白効果を高める
- ニキビ跡の色素沈着を改善
グリシルグリシン
グリシルグリシンは炎症を抑え、毛穴の開きを小さくする効果、また高い保湿効果もあり、お肌のキメも整えてくれます。グリシルグリシンの分子構造は比較的大きく、塗るだけでは効果を十分に発揮できないため、イオン導入法によりお肌にしっかり浸透させます。
効果- 炎症をおさえる効果で、角化異常による毛穴の開きを改善
- コラーゲンに直接働きかけるので、コラーゲン不足による毛穴のたるみを改善
- 保湿効果もあるので、水分力も保持でき、お肌が活性化され、肌にハリと弾力を与える
- 肌のターンオーバーを正常な状態に戻す効果も
- イオン導入することで、成分が角質層までしっかり行き届き効果が期待できる
アフターケア・注意事項
- お肌に優しいケアなので、特に注意することはありません。1週間に1度のスペシャルケアとして続けることで、肝斑や肌質が改善し、ワンランク上の素肌が手に入ります。
- メイク用品は持参して下さい。
- イオン導入は痛くないですか?
- 微弱な電気を断続的に流すので、多少ピリピリします(感じる程度は個人差があります)。歯に金属の詰め物をしている場合、少し苦味を感じることがあります。人によっては、チカチカと光が見えることがあります。
- 乾燥肌なのですが、ビタミンCイオン導入を受けても大丈夫ですか?
- 大丈夫です。アトピー性皮膚炎の方でもビタミンCイオン導入を受けることができます。多少の赤みや乾燥がある場合でも施術可能ですが、湿疹がひどい状態の時には、やめておいた方が良いでしょう。